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睡眠状態誤認について。

不眠症の中には、本人の証言と家族の証言が食い違うことがよくあります。
外から見ていると全く問題なく朝までぐっすり眠っているようにみえるのに、本人は起きていたと言うのです。
これは、「睡眠状態誤認」と言い、寝ている状態なのに脳が強く働き、本人は目覚めていると誤認してしまう症例です。

寝ている間に起きて普通に生活している夢を見た、という事なら大抵の人が一度は経験があるのではないでしょうか。
しかし、睡眠状態誤認は睡眠ポリグラフ検査で十分な睡眠が取れているとデータが出ているにもかかわらず、本人の感覚では夢を見た覚えもなく、眠れなかったと思ってしまうのです。
睡眠状態誤認はごくまれな不眠症のタイプで、睡眠障害ではないと言われることもあります。

なぜなら、本人の意識と反してほとんどは睡眠自体はしっかりととれているため、寝不足にはなっていないのです。
とはいえ、本人は眠れていないと感じているのですから、精神的にはストレスでしょうし、それによって身体的にも影響はあるでしょう。
この不眠症は特に高齢者に多く、加齢によって睡眠時間が減少したことに自覚がなく、眠れないイメージを持ってしまったため誤認するケースがあります。

睡眠状態誤認の治療には己の睡眠に関して認識を改める必要があるため、睡眠薬のような薬物療法よりも、考え方を変える認知療法が行われます。
まず自分の睡眠の質を理解する事が大切です。
また、睡眠状態誤認の特徴として非常に明確な夢を見ていて現実と錯覚してしまう事があります。
睡眠中も脳は完全に停止しているわけではない、という事をきちんと認識しておきましょう。

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