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特発性不眠症について。

不眠症のほとんどは精神的、あるいは睡眠時の環境や生活習慣など、何らかの原因があるものですね。
しかし、まれに本人は全くの健康体で特に睡眠の障害もない環境で起こるものがあります。
「特発性不眠症」と言い、睡眠障害の中でも極めて稀なケースです。

どういった症状かというと、一言で言うと「生まれつき」のものなのです。
よく、寝つきが悪かったり眠りが浅い事を「生まれつきの体質」と思いこんでいる人がいますが、本当に生まれつきの不眠症は、他の睡眠障害とは種類が異なります。
特発性不眠症は生まれたときから死ぬまで継続する、非常に珍しいケースです。

健康状態に異常はなく、病気のきっかけになるようなものがないのに、慢性的な不眠と、それによる機能低下が生涯続きます。
特発性不眠症は原因については統一された見解はまだありません。
しかし、睡眠中に異常な脳波が脳電図で検知されることから、睡眠時の覚醒システムを統括する脳の仕組みが、生まれたときからうまく機能しないために起こるとも考えられています。

軽症なら本人が自覚なく、慢性的な軽い倦怠感を抱えて生活をする事も少なくありません。
しかし、重症だと慢性的な睡眠不足によって引き起こされる免疫力の低下、うつ病、慢性疲労、偏頭痛、などが起こることもあるのです。
眠りについてはまだ解明されていない事も多いのですが、この特発性不眠症は睡眠導入剤に抵抗を感じる数少ない症例で、統一された治療法がないのが現状です。

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